こんにちは、時任です。
先日、コメダ喫茶店でメンズジョーカーという男性向けファッション雑誌を見ていたところ、びっくりする写真が載っていました。

この長谷川豊というフリーアナウンサー知ってますか、少し前に本人のブログが炎上して、レギュラー出演していたテレビ番組をすべて降ろされたアナウンサーです。
その炎上したブログではこう書いていました。
「自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ!無理だと泣くならそのまま殺せ!今のシステムは日本を亡ぼすだけだ!!」
「自堕落な生活で多額の費用がかかる人口透析を受ける事になった人を健康保険で救う必要はあるのか?」
問題視されたのは「殺せ」の文言です。
炎上後に「注目させるためにあえて過激な言葉を選んだ」と言い訳しました。
しかし、当人のその後の意見では、過激な文言だが、提起した問題は真実だという主張が見受けられます。
でも、問題はまさに「そのまま殺せ」の文言にあるということを分かってないようです。
仮に、人工透析患者の大半が自己の食生活の管理不足に起因していることが統計的に正しかったとしても、「税金がもったないからそのまま殺せ」は価値判断であり、客観的に正しいことではありません。
仮にその価値判断を「正しい」とする場合、人工透析に使う税金を、その代わりに使うことができる「税金」の方が「自業自得の人工透析患者に使う税金」よりも、価値が高く、その価値の差は「自業自得の人工透析患者をそのまま殺してもよい」ほどである。と言えるだけの根拠が必要です。そして、その根拠は道徳的判断であり、道徳的価値判断の基準であるので、客観的真実ではなく、恣意的なものになるでしょう。
長谷川豊アナウンサーが非難されているのは、その道徳的価値判断に問題があるからであり、つまり、彼の人間性なのです。
何が非難されてるのか、この人はイマイチ理解出来てないようです。
「客観的正しさ」と「道徳的価値における正しさ=正義」の区別がイマイチはっきりついてないように思います。
数年前にベストセラーになったマイケル・サンデルを読んでれば、こんなバカな勘違いはしないはずです。
なんにせよ。ブログ炎上の前に載せてしまったメンズジョーカーには笑いました。
バカなアナウンサーでも服がカッコいいと、キマって見えるんですね。ファッションってすごい!
逆に言えば、バカではないのにオシャレじゃないのはもったいない。
ファッションには気を使って、損しないようにしたいですね!
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