AV女優を副業でやったらいくら稼げるの?AV女優の収入について

副業でAV女優を考えてる人へ。アダルトDVD作品出演でいくら稼げるのか?

求人は多くても給料は安い。日本はずっと不景気です。株価が高くなっているのは安倍政権下での国民の税金を使った株価操作でしかなく、さらに消費税増税で今後景気が良くなる要素はまったくありません。

安倍政権の元、そんな不況がずっと続く日本で、もう5年以上前からアダルトDVD女優の仕事に応募してくる女性が増えているそうです。

AV女優の仕事をするには、まず「モデル事務所」に所属します。AV女優が多く所属するモデル事務所がネット上で女優を応募しています。たくさんの女性から応募があるそうです。

昔のAV業界では、アダルトDVDに出演してくれる女優を探すことがほんとうに大変だったそうです。そのため、アイドルや普通のモデルになりたかった女性が騙されてアダルトDVDに出演させられる、そんな酷いことがよく行われていたそうです。

しかし、今はインターネットのモデル事務所HPへアダルトDVD女優志望者がたくさん応募してくる時代。ネットで女性もポルノ動画を簡単に見れる時代です。また動画に出ている女性も別に有名ではありません。観たらすぐ忘れてしまう。「出演しても有名にはならずバレないだろう」。女性の間で昔よりアダルト動画出演への抵抗が少なくなっているのでしょう。

ではAV出演でいくら稼げるのでしょうか?その疑問への回答が載っている本があります。中村淳彦著『職業としてのAV女優』(幻冬舎新書)です。

給料についても載っています。詳しくは本を購入して読んでほしいのですが、まずは、そもそも一般的なAV業界の給料について説明したいと思います。 

AV女優のカテゴリー

まずAV女優は3つのランクに大きく分かれます。これは男性にはよく知られています。

  • 単体

AV女優として固定の芸名を持ち、その名前でAV女優として活躍。アダルトビデオ制作メーカーと1年、2年と専属契約し、自分が主役のDVDを1枚/月のペースでリリースする。

  • 企画単体

同じくAV女優として固定の芸名を持ち、その名前でAV女優として活躍。しかしメーカーと専属契約はせず、DVDの作品企画単位で、さまざまなメーカーの作品に出演する。

  • 企画

AV女優として固定の芸名は持たない。作品ごとに別名または一般人の役で出演。ナンパものや素人ものアダルトDVDに「素人役」として出演。

上記の3つが大枠のランクとなります。もちろん単体が一番上位のランク。副業としてAVの仕事をする場合は【企画単体】か【企画】のカテゴリーになるでしょう。

AV女優の給料

下記は中村淳彦著『職業としてのAV女優』にのっている情報です。内容を一部紹介します。なお私の方で別の本で読んだ内容や記憶の追記を加えているので、上記の本の内容と一致していない情報があります。

アダルトビデオ女優のギャラは「○○円/2絡み&1疑似」というのが基本単価です。「絡み」とはSEX行為のこと。「疑似」とは実際はSEXをしていない演技またはフェラチオなどの行為です。

【単体】

  • AV女優として採用されている女性全体における【単体】の割合:全体の5%
  • ギャラ:100万円~250万円/2絡み&1疑似

1社のDVD作品制作メーカーと専属契約し、DVD1枚/月の頻度でリリースします。1枚のDVDで「2絡み&1疑似」。よって労働日数2日~4日で、AVでの月収平均が100万~250万円です。

幅があるのは女優によってギャラの契約金額が違うからです。

【企画単体】

  • 全体の内の割合:20%
  • ギャラ:30万~80万(1日の日当)絡みの数などでギャラが変わる

「30万~80万/2絡み&1疑似」です。企画によって1絡みだけの場合もあります。その場合はギャラは上記の約1/3になります。しかし、専属契約にとらわれないため、本人が望めばたくさんの現場で仕事ができ、労働日数が多くなるが月収も多くなります。人気の企画単体女優の中には単体女優より稼いでいる女優もいます。

幅があるのはその日の「絡み=SEX」の数もありますが、ランク付けの差もあります。

  • 企画単体特A+(プラス) 80万
  • 企画単体特A 70万
  • 企画単体A+ 60万
  • 企画単体A 50万
  • 企画単体B 40万
  • 企画単体C 30万

【企画単体】の女優とは、固定の芸名で仕事が入るくらいには人気がある女優です。ですので【単体】と同様、知り合いにバレてしまう可能性も高いです。単体と企画単体は「AV女優の仕事をする」という覚悟がないとできない立場です。

【企画】

AV女優カテゴリーのランクでは一番下です。このカテゴリーに所属する女優が全体のほとんどになります。

  • 全体の内の割合:75%
  • ギャラ:15万~25万(1日の日当)

ランクは下記です。

  • 企画特A 25万
  • 企画A 20万
  • 企画B 15万

この金額も「ギャラ/2絡み&1疑似」となります。ですので、「企画B 15万円」の場合、「5万円/絡み」となります。

自分はどこにランクされるのか?

気になるのは、自分がどの位置にランク付けされるのか?ですね。副業として、なるべくバレずに出演したい場合は【企画】狙いですが、はたして一回でどれくらいギャラをもらえるのでしょうか?

若い女性が人気?それとも熟女が人気?

さて、もしあなたがAV女優の仕事をしたいと思った場合、自分はどこに幾らくらい稼げるのでしょう?おそらく予想外の結果になると思います。

AV業界の不況

AV業界は不況です。DVDの売上はずっと下落傾向にあります。理由は簡単。ネット上で無料でアダルト動画を見れるからです。

一方でAV女優の志願者は年々増えています。AV業界は供給過剰の状態です。

結果、モデル事務所に登録している女性の半分以上は仕事が無い状態です。

20代より30代以上が人気

AV女優志望者も20代女性が多数派です。加えて、今でもDVDを買っている男性は高年齢の男性です。結果、20代女性のAV女優登録者が最も仕事が無く、30代女性の方が人気。志望者の少ない40代、さらに少ない50代、そして60代と、競争が少ない年齢の方がアダルトの仕事があるそうです。一方で一番若い18歳、19歳は志望者も少なく仕事は多いです。

アダルトビデオ出演は思っていた以上に稼げない仕事のようです。もちろん【単体】【企画単体】をやる覚悟がある場合はまた違ってくると思います。

まとめ: もう一度よく考えてみよう

中村淳彦著『職業としてのAV女優』では、上記給料についてのさらなる詳細だけではなく、実際のアダルト作品撮影の現場について、また今問題となっているAV出演強要問題についても詳しく記載されています。AV女優という仕事の実際の姿が、「夢」を見させない実情が書かれています。興味を持たれた方にはぜひ読んでほしい本です。

AbemaTVにコメンテーターとして頻繁に出演している鈴木涼美という元AV女優の社会学者がいます。大学院生時代にAV女優の仕事をし、その後に新聞社で勤務。今はフリーの評論家、社会学者として本も出版しています。

彼女は【単体】で最初の仕事のギャラは100万円だったそうです。その彼女がブログで書いていた言葉がとても教育的でした。それはこういう内容でした

AV女優の仕事は辞められるが、元AV女優であることは辞められない。

一時的な経験とか、一時的な稼ぎとしてAV女優の仕事に憧れる人もいると思います。「嫌になったら辞めればいいし」。しかし、「昔そういう仕事をしていたという」周りの目は、本人が想像していた以上に強いもので、いまでも精神的に傷ついているそうです。

パパ活という若い女性の副業をよくネットで見かけます。不況下で女性は男性よりもつらい環境下に置かれています。パパ活で稼げないから副業でAVの仕事を少ししてみたいと思っている女性もいるかもしれませんが、ぜひ本を読んで、もう一度、熟考してすることを進めたいと思います。

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